労働条件通知書の話


仕事は、労働条件通知書なくして語れない……!

望む仕事に寄せていくときも参照する大切な書類です。

労働条件通知書のモデル様式(全2ページ)

【出典】厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudoukijunkankei.html

「労働条件通知書」(厚生労働省)001161403.pdf (mhlw.go.jp) を加工して作成

会社員として働くときに欠かせない書類


労働条件通知書(以下、通知書)は、会社員として働くときに欠かせません。

特に大切な労働条件が載っているからです。

会社が社員(になる予定含む)に渡さないといけないことが、法律で決まっています。

会社と社員は、お互いOKした通知書の内容に沿って仕事を進めます。

 

求人情報にも似た内容が載っていますが、募集段階では確定していないことも。

例えば、報酬は応募者の経験やスキルによっても変わります。

入社後に後悔しないためにも、入社前に自分専用の通知書をもらう必要があります。

 

原則「紙」でもらいますが、印刷したら同じ紙になる他の方法(メールなど)でもらっても大丈夫です。(※)

※参考文献

厚生労働省ホームページ

採用時に労働条件を明示しなければならないと聞きました。具体的には何を明示すればよいのでしょうか。

https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/faq_kijyunhou_4.html

(2024年9月20日参照)

もらうタイミングは4~5回ある


通知書は、労働契約が成立したタイミング(4~5回)でもらいます。

1.内定日

2.入社日(※)

3.有期雇用契約の更新

4.定年後の再雇用

5.出向

 

※内定通知書と労働条件通知書が事前に郵送された場合は、2のタイミングではもらわない

内容を必ず確認


通知書の様式は自由なので、会社によっては独自の様式を作っているかもしれません。

厚生労働省が公開しているモデル様式の内容は載っていますか?

見た目がいい感じに見えても、必ず目を通してくださいね(切実)。

【出典】厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/roudoukijunkankei.html

「労働条件通知書」(厚生労働省)001161403.pdf (mhlw.go.jp) を加工して作成

モデル様式の内容はもちろん、あなたが望む仕事かどうかのチェックも欠かせません。

会社が出した労働条件と、あなたの仕事のポイント8つの内容・優先順位はかけ離れていませんか?

バックオフィスは会社の実力が見える場所


社員の募集~退職手続きを担当するバックオフィスは、会社の実力が見える場所です。

私は、会社員のときに通知書を作る側・もらう側の両方を経験しました。

人手不足で、自分の通知書を作ったときもあります。

 

採用面接の段階で違和感がある、いつまでも通知書が出てこない会社は要注意です。

トラブル発生の原因になる不明点は、入社前に解決しておきましょう。